システムをリリースしてから約1か月。
毎日のように出るバグ。
大した規模でもないし、複雑な業務でもないし、フルスクラッチで作ったワケでもない。それでもあふれ出てくるバグ。しかも単純なプログラムバグ。
画面が消える。
違うデータが表示される。
保存してもセーブされない。
なんなの?なんのテストしたの?てかテストしたの?してない。
用意された部品を組み合わせて作る方式なんだから、用意されてるソート部品がちゃんと動くかなんてテストはまぁしないか。
もし我輩がこれまで通りフルタイム勤務だったら、残業しまくって全部UTレビューして、場合によってはソースレビューもしてただろう。でバグもけっこう潰してただろう。開発リーダーたるもの、品質維持は責務。そう考えるとバグだらけとか、忸怩たるものがほんのちょっとだけある。
だけど。
目を皿にしてバグを探して、何時間もかけてレビューして、完璧に近いシステムができるが(それでも完璧なんてないけど)、それで家に帰れなくて、
と
ユーザがバグを見つけてくれて、1時間くらいで直せて、お客さんにごめんねごめんねーすれば毎日17時に家に帰れるのと、
どっちが幸せなのか。効率的なのか。後者のほうが仕事効率は高い。自分の負荷も低い。体力的にも楽。家庭にコミットできる。プロジェクトのコストも安い。いいじゃん。
ただし顧客の信用はちょっと落ちるけどね。そんなの知ったこっちゃないぜ。
無理して100%目指すより、やっぱ80%くらいでやっていくのが幸せなんじゃなかろうかー。だからバグが出たってもう気にしないんだ。あまりにもしょーもないバグが多いけど、きっと別の原因・対策があるんだろう。「もっとちゃんとレビューします」は多分センスが無い。
限られた時間と体力で効率よく。時には客にバグ探ししてもらっちゃえ。